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IFAの強みと弱みは!?起業・独立するなら弱点を知ろう!

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ここ最近、日本人の投資に対する関心が高まっています。また、現在起こっている円安や物価高の影響を受け、将来に対しての不安から投資に挑戦する人も多いようです。

そのような情勢から、IFAという職業を目指す方も増えてきました。しかし、どのような職業なのか分かりづらい点も多くあります。IFAになって良いことや悪いことは何でしょうか。

そこで今回は、IFAを目指す方のために、強みや弱みについて解説します。

目次

IFAの概要

近年、IFAという働き方が注目を集めています。IFAとは、独立系ファイナンシャルアドバイザーの略で、証券会社や銀行などから独立して、顧客の資産運用やライフプランに対してアドバイスをする人のことを指します。

投資や株に興味を持ち始めた日本人が増えるにつれて、IFAという仕事も注目を集めてきました。

しかしながら、知識のない投資からはリスクしか生まれません。そのため、IFAという職業の需要も高まってきています。そこで、転職や独立を考える人も増えてきているというわけです。
ただ、IFAについてよく知らなければ、転職して後悔することもあるでしょう。そうなっては元も子もありません。

そこで、以下ではアドバイザーナビ株式会社が実施した「現役IFA218名による業界動向調査 2023年度版」を参考に、IFAについて詳しく説明していきましょう。

IFAの強み

IFAには、様々な強みがあります。
その中でも特徴的な2つをご紹介しましょう。

幅広い商品を扱うことができる

IFAの強みの1つ目は、幅広い金融商品を扱うことができるという点です。
アンケートでも、約70%の回答者が商品のラインナップに満足していると回答しています。

【IFAになってよかったこと】

出典:アドバイザーナビ株式会社の運営する「IFA転職」より

IFAになるには、証券外務員資格が必要です。証券外務員資格には「一種外務員資格」と「二種外務員資格」があります。特に、一種に合格すると、金融リスクの高い商品も扱うことができるようになります。

さらに、以下の資格の取得もおすすめします。知識の幅が広がることで、提案できる金融商品や業務の幅が広がるでしょう。

生命保険募集人資格

有価証券や株式などは、値動きなどもかなり激しい商品です。少しでも油断すれば、価値が下がり、大事な資金を失うこともあるでしょう。そのようなことを総合的に考えて提案することが重要となります。

そこで、「生命保険」を合わせて提案することも効果的ではないでしょうか。
生命保険募集人資格を取ることができれば、保険を取り扱うこともできます。
生命保険は、多くの方が自分の将来のことを考えて加入しています。しっかりと相手の状況をヒアリングした上で、その方に最適な提案を行いましょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得すると、ライフプランニングの知識が身につきます。
もちろん資格がなくても、ある程度のライフプランニングはできます。ただし、資格があることにより、顧客からの信頼度は格段に高まるでしょう。

さらに、ただ運用のアドバイスを行うのではなく、「どのように削減したらよいか」というお悩みを根本からヒアリングしていくことで、顧客に無理な負担を負わせることなく投資を提案することができるでしょう。

宅地建物取引士資格試験

宅地建物取引士資格(宅建)を取得することで、不動産投資に対するアドバイスも可能となります。

最近は不動産投資への関心も高くなってきています。
不動産投資も、知識が浅いまま挑戦して、多額の負債を抱えてしまうケースがあります。物件の選び方や運用方法によって凍死リスクは変わってきます。不動産も考慮した上で、運用の提案を行うと、顧客の信頼を得ることができるでしょう。

事業承継(M&A)に関する知識

ここ最近M&Aを行う会社も増えてきています。

少子高齢化により後継ぎが見つからず、廃業を迫られる企業も出てきています。また、最近のコロナウイルスの影響で営業を続けることができず、閉店せざるを得ない状況に追い込まれたところも少なくありません。

もちろん、主な手続きは弁護士や税理士、M&Aアドバイザーなどが行います。しかし、IFAとしても知識を蓄えておくことで、相談されたときにアドバイスが可能となります。会社によっては、M&A会社との提携があり、担当者として案件を進めることもできるでしょう。経営者の方との信頼関係が構築できるとともに、人脈という資産も手に入れることができます。

そうすれば、今後のIFA人生にプラスになることは間違いないでしょう。

顧客ファーストの提案ができる

顧客ファーストの提案をすることができる点も、IFAの強みです。
こちらもアンケートでは、90%以上のIFAが顧客本意の提案ができる環境であると回答しました。

【IFAになってよかったこと】

出典:アドバイザーナビ株式会社の運営する「IFA転職」より

証券会社や銀行に所属していると、どうしてもノルマ・目標が与えられます。そうすると、顧客本意でない提案を行ってしまうことが多くなるでしょう。
もちろん、会社に所属している以上、会社の利益のために行動することは当たり前のことです。しかし、自分のノルマや利益のことを考えすぎるあまり、金融商品のデメリットを隠して提案したり、そこまで利益が出ない商品を手数料のために提案しすぎるといった行動に陥るリスクも秘めています。

後々、お客様との信頼関係の崩壊へつながる可能性もあるということを十分理解した上で提案しましょう。

IFAの弱み

次に、IFAの弱みについても説明します。
転職を後悔しないためには、デメリットの十分な理解が重要です。

幅広い商品を扱えるがゆえに、ひとつのミスが命取り

1つ目は、幅広い商品を扱えるがゆえに、ひとつのミスが命取りになってしまうということです。先ほどの強みの部分でお話しした通り、資格を取得すれば、多くの商品を取り扱うことができます。そうすれば、その分の手数料により報酬は格段に上がることでしょう。

しかし、一分野でも知識が中途半端になってしまうと、顧客から預かった資産をリスクにさらしてしまう可能性が出てきます。私利私欲のために提案をしないことも重要ですが、中途半端な知識で提案しないことも重要です。

もし、リスクを感じたり、知識が中途半端な時は、無理な提案はやめましょう。しっかりとリスクを把握し、自分の知識で自信のある商品を提案していくことを優先していくべきでしょう。

顧客との信頼関係の崩壊は、IFAの活動にとっては致命的です。きちんとした知識を持った上で、顧客ファーストの提案ができれば問題ないでしょう。

信用度が下がる

IFA法人は、証券会社より事業規模が小さいところがほとんどです。そのため、顧客からの信頼を得るためには、いばらの道となることを覚悟しましょう。

実際、アンケートでも大手看板のなさに対して不自由だという回答がありました。

【IFAになってよくなかったこと】

出典:アドバイザーナビ株式会社の運営する「IFA転職」より

しかし、それでも一歩ずつでも進んでいき、顧客の問題を解決するためにひたむきに頑張っていくことで、突破口を開くことができるでしょう。

会社員の入社したての時と似ている部分があるかもしれません。初めは何もわからずただひたすら目の前の業務へと励んでいく。そして、その努力が評価されていけば、次々と新しい仕事を任せてもらえるようになる。道は険しいかもしれませんが、最初から諦めることはないでしょう。

まとめ

今回は、IFAの強みと弱みに関して解説していきました。ここでおさらいです。

IFAの強み
・幅広い金融商品を扱うことができる
・顧客ファーストの提案ができる

IFAの弱み
・幅広い商品を扱えるがゆえに、ひとつのミスが命取り
・信用度が下がる

もちろん、どの分野にも強みや弱みは存在するものです。完璧なことなどありません。
しかし、強みや弱みを知ることで、どのような戦略を立てればよいか考えることはできます。また、ご自身が常に勉強することを怠らずに精進していくことで打開できる可能性も十分にあります。

より詳しい業界情報が知りたい場合は、転職エージェントに相談してみましょう。
IFA業界に特化して転職を支援しているのが、アドバイザーナビ株式会社IFA転職です。
野村證券のOBが設立し、エージェント全員が証券会社出身であるのが特徴的です。そのため、金融業界について詳しく、IFA業界にも精通しているので頼りになるでしょう。

十分にリサーチをして情報を集め、後悔のない選択をしましょう。

IFAへの転職を検討している方必見 /

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