今や当たり前になっている転職ですが、新しいことを始めたい人と今までの仕事で得たスキルを活かしたい人がいますよね。特に、証券マンとなると、非常に厳しいノルマを達成する為に朝から晩まで営業をしているなんてこともあります。
調べてみると証券マンの転職理由として、「ノルマが厳しい」や「ノルマの為に働くから顧客のことを考える余裕がなく心が傷む」等のマイナスなイメージが多い印象です。さらに、ノルマ未達成の場合は、人前で上司から説教を受けるといった体育会系部活動に近い組織の中で疲れてしまったといった声もみられます。
そこで今回は、転職を検討している証券マンのために、面接対策やオススメの転職先について解説します。
転職活動のスケジュールは?
まずは、転職活動を始めるための準備を行う必要があります。そして、準備から入社までのスケジュールを逆算して、しっかりと対策する必要があります。
これは、どの職種でも共通したものとなりますが意外と忘れがちなものが多いです。これをしっかりと行うことで、転職活動が成功し転職先でもやりがいがあって自身が好きな仕事ができます。
事前準備
この事前準備には1〜2週程度時間をかけることをオススメします。少しでも転職という文字が頭によぎったら転職先まで決めなくても良いですが、これはしっかり行う必要があります。
具体的には自己分析です。この自己分析とは具体的に自身の強み・今までのキャリアを見直すことと自身が勤めたいと思う企業や業種の情報収集です。自己分析のやり方ですが、リクナビを参考に3ステップで行ってみましょう。
自身の印象的なエピソードを列挙する
これは、自身が今までに成功させたこと・頑張ったこと等を列挙します。そしてそれはなぜ?と掘り下げていくことが必要です。
掘り下げていくことで自身がなぜ頑張れたのか。その成功を収める為にはどのようなことをしてその途中でどんなことを得たのかが明確になります。
これが明確になってくると実際に自身が習得したスキルが理解できるようになりそのスキルを活かした仕事に辿り着きやすくなります。
転職活動の軸を決める
自身の強みやスキルを掘り起こした所で次は転職活動の軸を決めておかなければなりません。この軸というのは転職時に労働環境を求めるのかやりたい仕事をしたいのか転職で昇給したいのか等のことを指します。
この軸が決まっていない状態で転職活動を行うと入社後に企業とのミスマッチが生じることになります。したがって、これはしっかりとする必要があります。
志望動機の作成
1つ目で紹介した、自身の印象に残っているエピソードを基に志望動機を作成していきます。1つ目の手順をすっぽかしてしまうとあなたの強みややりたいことが埋もれたままになってしまいます。
そして、履歴書の経歴も大事ですが志望動機が一番大事なのです。なぜなら、この履歴書は企業があなたの第一印象を決定させるものだからです。
企業は強みや仕事に対する情熱がわからない人を雇いたいと思いません。折角、その企業にマッチングしたスキルをもっているのにも関わらず第一印象の段階でマイナスなイメージを持たれてしまっては勿体ないです。
だからこそ、自己分析をしっかり行い、自身の強みや情熱を志望動機に書くことが重要です。
履歴書を書くことに焦らない
就職や転職の際には、早く次の職場を決めたいという思いからせっかちになりがちです。
しかし、自己分析をしてしっかり志望動機を考えたとしても、もう一度それで良いのか他に隠れている潜在的な強み・スキルはないのか今一度考える時間を作る必要があります。
面接対策を怠らない
意外にも多いのが履歴書作成は力を入れたのに、面接対策を行っておらず玉砕したという意見です。新卒での就職の場合には、ある程度の面接対策を行いますが、転職となると面接対策の時間がなかったり社会人として働いた経験から慢心してしまい、面接対策をしなかったという方が多いです。
面接は緊張し質疑応答が上手くいかない方が多いため、事前に何を聞かれたら何を答えるのかを用意しておく必要があります。
事前準備はしっかりと
面接の失敗例として質疑応答が上手くできなかったことが多いです。原因は、緊張もありますが、面談の対策を怠ったことが原因により、スムーズに受け応えができないなどが挙げられます。
したがって、しっかりと要点を押さえた面接対策をすることで面接時にスムーズな質疑応答が可能となります。
面接にふさわしい身なりで
面接対策の事前準備でもありますが、朝余裕をもって準備をすることや身なりに気をつけることも重要です。また、面接に必要な持ち物の準備は前日までに準備をすることをおすすめします。
時間に余裕をもって到着し受付から好印象を残す
社会人としてのマナーの代表にも挙げられる〇〇分前集合です。余りにも早い到着は相手の仕事に支障をきたす恐れがあるので避けた方がよいですが少なくとも10分前には到着することが適当です。
以上の3つをしっかり守ることで面接対策はばっちりです。そして、本番は自身を信じて挑むのみです。
証券マンの強みは?
ここまでは転職に挑む為の対策方法をお伝えしてきましたが本項では証券マンの特徴と強み・スキルからそれを活かした転職戦略をお伝えしていきます。
忍耐力・精神力
これは証券マンに限ったことではないかもしれませんが、日々理不尽なノルマに耐え、未達成では上司から怒鳴り散らされるといった職場を経験してきた証券マンが一番強いです。
特に、上司からの説教に耐えて毎月のノルマを達成するためにあさから晩まで営業をし書類作成に情報収集といったプライベートも返上し仕事に取り組んだその忍耐力・精神力はどこの企業でも重宝されます。
営業スキル
証券マンは営業をしてなんぼの世界です。そこから顧客を増やしていき日々のノルマを達成していきます。
そして、その営業も顧客にあった商品の提案から実際の商品プレゼン力、継続した信頼関係の築き方等一重に営業と言っても多数存在します。これらをこなしてきた証券マンは圧倒的な営業スキルを携えています。
金融・経済に関する知識量
証券マンは、新規顧客へのプレゼンをするにあたり日々変化するお金の流れや株価等をしっかりと把握しておかなければならないです。それに加え、各々が取り扱う商品の内容把握や情報収集を徹底して行っています。
さらに、自身の顧客の相談事や疑問点をしっかりと解決する為に毎日情報収集を欠かさず行っています。そして、数年で話題となった資産運用や投資についても素人に対しわかりやすく説明する為に自身の中で情報整理も行っています。
この情報収集から情報整理をしていくことで金融や投資・資産運用、株価の流れを掴んでいます。したがって、金融・経済に関する知識量の多さも転職では有利に働きます。
証券マンにおすすめの転職先は?
労働条件・福利厚生・給与面を軸として考えられる方もいらっしゃるとは思いますが、今回は強み・スキルを軸に考える方に絞った転職先を紹介していきます。
銀行・外資系証券会社・保険会社
これらは共に金融商品を扱う為、証券マンとしての営業スキルや知識が非常に役立ちます。また、証券マン時代に獲得した顧客との信頼関係があれば転職先でも再度その顧客にリテール営業をすることができるので1から顧客獲得の為に営業をかける必要がないこともメリットのひとつです。
そして、ノルマ達成の為に顧客より自身の利益を優先し心を痛めている方でも、ノルマの少ない銀行などなら顧客に合わせた商品を提案できます。
不動産業界
こちらは形は違いますが高額な商品を扱うという意味では合致しています。そのため、提案から成約の期間は長くかかることもあり、顧客との信頼関係をしっかり構築する必要があります。
したがって、顧客との信頼関係を築ける営業スキルがこちらでも活かせます。
人材関係
今までとは少し違ったものになりますが、人材関係の業種は互いの信頼関係で成り立っています。今まで高額商品を扱い信頼を獲得してきた証券マンに向いている職業のひとつと言えます。
証券会社での経験は必ずプラスになる
ここまで、転職活動の始め方からおすすめ転職先をいくつか紹介してきましたが、転職は企業に対し、いかに自身が優れているのか・自信をもてる強みをプレゼンする場所です。
自身を一つの商品として企業に対し営業をかける・その為の準備や情報収集を怠らないといった基本的なことが必要となっています。
証券会社での経験は必ずやプラスとなるため、自信を持って転職活動してください。
証券営業マンが有利な転職先とは!?
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