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IFAができることとは?金融商品の仲介だけじゃない!?

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独立系のファイナンシャルアドバイザーとして注目を集めているIFA。金融機関とはまた異なる立場から金融商品のアドバイスが得られることで話題です。

本記事では、IFAができることは何か、5つにポイントを絞って解説します。

目次

IFAとは?

IFAとはIndependent Financial Advisorの略で、独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれています。金融機関から独立した資産運用のアドバイザーであり、金融商品の仲介をすることができます。

岸田総理の「貯蓄から投資へ」という発言を受け、日本人が投資に積極的になってきていることが挙げられます。また、歯止めが効かない円安や物価高の影響を受け、さらに投資への関心が高まってきています。

IFAは、ただアドバイスをするだけではなく、保有資格によっては、有価証券やリスクの高い金融商品の仲介もできる上、扱える商品の内容も多いことが独立系と呼ばれる理由です。

今回は、IFAができる仕事内容について5つ紹介していきます。

  1. 顧客のライフプランの設計
  2. 金融商品の仲介
  3. 金融商品のアフターフォロー
  4. 相続や贈与に関するアドバイス
  5. 事業承継(M&A)

顧客のライフプランの設計

まず1つ目は、顧客のライフプランの設計ができることです。似たような職種で、FP(ファイナンシャルプランナー)という人もいます。

ここで、IFAとFPの違いについて説明していきます。

●FP
消費や支出などの見直しを行う上で、健全な生活ができるようにアドバイスを行う。
(金融商品の提案はできない)

IFA
FPの業務に加えて、金融商品の仲介が可能。ライフプランについてアドバイスをした上で、実現するためにどの商品でどのように運用すればよいかを提案することができる。

IFAは、FPの資格も含めた民間資格などを取得することで、家計に関するアドバイスをした上で、金融商品の仲介も行うことができます。家計とは別に商品を購入してもらうのではなく、「家計の余分な支出を削減して、その余りを運用にまわしてもらう」ということができれば、よい提案ができ、評価が高くなることは間違いありません。
そうなれば、継続的なお付き合いをすることが可能です。

また、銀行員の方などは、異動になってしまうと担当者が変わってしまい、せっかく信頼関係を築けたお客様と離れなければなりません。その点、IFAは転勤などがないため、お客様と長期的な関係を築いていくことが可能になります。

金融商品の仲介

2つ目は、金融商品の紹介です。

IFAでは、さまざまな知識が必要になる代わりに、幅広い金融商品を取り扱うことができます。
資格の種類によっては、リスクの高い金融商品の仲介もすることができます。

株式や有価証券への投資は、最近多くの方が関心を持っています。もちろん自分で調べながら購入する人もいますが、あまり知識がない人は、ギャンブルのような買い方をする人も少なくありません。
そのような時にリスクを伝えられるIFAは重宝されます。

また、生命保険募集人資格まで取得していれば、株式や有価証券、投資信託だけでなく、生命保険なども取り扱うことができます。
生命保険は自分の将来に備えて加入している方が多いです。そのため「この保険に入ることで、どのようなことに備えられるのか」ということを丁寧かつ真摯な提案や対応をしていくことにより、より多くの保険を販売していくことが可能になります。

金融商品のアフターフォロー

3つ目は、金融商品のアフターフォローができるということです。上記の「金融商品の仲介ができる」という頁と関連しますが、仲介した金融商品に関するアフターフォローも、IFAの仕事のひとつです。

さすがに自分が仲介した金融商品をただ売るだけで、その後のアフターフォローがまったくないというのは言語道断です。金融商品を仲介した後は、顧客のもとへ足を運び、「その後の運用はいかがですか」とアフターフォローを行うことで、「またこの人に資産運用などの相談をしようかな」と思えるような対応をしていくことで、IFAとしての仕事も円滑に進むでしょう。

相続や贈与に関するアドバイス

4つ目は、相続や贈与に関するアドバイスができるということです。

IFAが抱える顧客のなかには、富裕層の方も多くいらっしゃいます。富裕層の方は、相続や贈与への関心が高いため、IFAはスムーズな相続が行えるための事前対策や相続税の節税対策の知識も必要になってきます。
そのため場合によっては、税理士と連携を組んで相続や贈与に関する相談を受けることもあります。
このような背景から、相続や贈与などの課題解決をメインに活動しているIFAも最近は増えてきています。この分野では法律なども出てくるので、かなり複雑で難しい分野になります。

しかし、富裕層の方の課題を解決することで、紹介などによりさらに開拓できる顧客の数が増えていく可能性も秘めています。そうなるとIFAとしての活動の幅が広がっていくことでしょう。

事業承継(M&A)

5つ目は、事業承継(M&A)です。

IFAは、会社経営者の顧客を多く抱えていることもあり、事業承継(M&A)のサポートを行うこともあります。
現在は超高齢化社会になってきたこともあり、後継者がなかなか見つからないということも多くあります。そのため、せっかく業績が好調なのに、泣く泣く廃業の道を選ばざるをえない経営者の方も多くいらっしゃいます。

そこでIFAは、このような悩みを持つ経営者の方に対し、事業承継(M&A)のアドバイスを行うことも業務の一環となっています。事業承継を行うには、会社の内部事情をしっかりと把握しておく必要があります。
また複雑な法律知識なども絡んでくるので、弁護士などと協力しながら進めていくことも多いです。

かなり大変なことも多いですが、無事成功させることで、経営者の方からも感謝の言葉をもらい、IFAとしての評価も高くなることは間違いないでしょう。

まとめ

今回は、IFAができる仕事内容に関して5つ紹介してきました。

前述した通り、IFAは幅広い業務を行うことができます。その反面、非常に難易度が高いこともお分かりになったと思います。しかし、このようなことに悩む富裕層・経営者の方が多く存在します。そんな時に頼れるIFAが近くにいたら、これほど心強いものはありません。
経営者は人脈が広い傾向にあります。その方の救世主として活動できれば、周りの経営者の紹介につながり、かなり大きい効果を得られるでしょう。

IFAにはできることがたくさんあります。もちろん簡単な道ではありませんが、自分の頑張り次第で、可能性が大きく広がるということもIFAの魅力のひとつでしょう。

IFAへの転職を検討している方必見 /

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